今日は“たまご”にまつわるエピソード。
数年前、タイに住むようになって、ほんと間もない頃、
一人暮らしをしていた私は、なんだか、卵料理が食べたくなり、
たまごを買いにでかけました。
でも、まだ、タイ語もできないし、
市場での買い物もままならない、
市場でどのようにたまごを買えばいいのか、
よくわからなかったので、てっとり早く、
コンビニで1パック、卵を買うことにしました。
コンビニに行くと、卵コーナーを発見

が、3種類ある・・・。
まずは、殻がピンク

の卵。
びっくり・・・、まっピンクの色をしている。

普通の卵がほしい私、
これは・・・、違うだろ。と、判断。
次に、殻が薄茶色の卵。

うーん、さっきのピンク色の卵から判断して、
色付きはやめておこう。
っていうことで、
普通に白い殻の卵を買いました。
ふうー、トラップに引っ掛かるところだった。
あぶない、あぶない。
やっぱり、卵は白って、相場が決まっているのさ。
ふふふ。
意気揚々と家に帰り、
さっそく、ゆで卵を作ってみました。
では、いただきまーす。

と、ぱくり。
・・・。
ぎゃ~~~~~

しょっぱーーーい
なに、これ

なに、これ

プチパニック。
水を飲んで、何とか気持ちが落ち着いたところで、
“そうか、タイの卵って、こんなに塩辛いんだな”と
勝手に一人で納得。
数日後、
当時の職場で先輩に、
私「タイの卵って、はじめっから、しょっぱいんですねー。」
と、言ったところ、
先輩「・・・。んなわけないでしょ・・・。食べたそれって、カイケムだよ。」
私「えっ?カイケム?何ですか?それ。」
先輩「塩水につけて作った、塩漬け卵だよ。」
私「・・・、カイケム。」
カイケムは刻んで、お粥と一緒に食べたり、
ヤムカイケムという和え物に使ったり、
お菓子のアクセントで使ったりするもので、
私のようにゆで卵だ、わーい、わーいと
ぱくぱく、食べるものではなかったのです・・・。
どうりで、しょっぱいわけだ・・・。
ここで、先日コンビニにあった卵の正解。
最初に見た、殻がピンクの卵は
ピータン
で、茶色の殻が普通の卵。
タイでは普通の卵はこちらの薄茶色タイプが多いです。
白い殻の卵がカイケム(塩漬け卵)でした。
教訓
タイで白い殻の卵を買う時は
カイケムかどうか、確認してから買いましょう~。
by : そんぶーん